Dr.コトー診療所


離島医療に全力を注ぐ

Dr.コトー診療所は、離島での医療に情熱を燃やし、命の尊さについて執着する一人の青年医師の闘いを描いています。
大都市は、人間関係が薄情ですよね。
離島は、島で暮らす人々が家族だといえるほど、人との絆が強く、温かい人々の思いを舞台にして、夫婦や友人、親子などの人とのつながりを深く掘り下げています。

島には手つかずに自然が根付いています。
その素晴らしい自然の恩恵にも預かっており、自然の厳しさも共存していかなければいけない。
そんな島での生活があり、そこには孤独や喜び、愛や憎しみなどの直球勝負でぶつかっていく感動があります。

医療設備は整ってはいません。
離島の診療所にも関わらず、決してあきらめない。
困難なオペでも、確かな技術と強い情熱で立ち向かう。
その姿勢が見ごたえのあるドラマです。

出演者・名言・名シーン

「病気を見ずに、人を見ろ!」
「人が人を治すんだ!」

医療の原点ともいえるドラマといえます。
人が生きていくということについて、真剣に描いているドラマです。

Dr.コトー診療所は、病気や命、家族などの普遍的なテーマを、深い人間関係で描きました。
手付かずな大自然が残っている南海の孤島を舞台とし作品を描いています。
スケールが大きい、ヒューマンドラマです。

見た人の感想・レビュー・声

「以下ネタバレが含まれています。」
医療現場の問題点や大学病院の政治闘争など。
命の重さはお金では買えないこと、そして高額な医療費で表現するということもなく。

ただ天才医師が、人間性で関わるすべての人を治していくという物語でした。
そこで、カップラーメンばかり食べている、自分の健康には無頓着なところ、船に弱いところなど、ドラマだなと思える人間味もありました。

物語の最後に、波乱を予想させるような出来ごとがあります。
次の物語への興味がわかないほど、Dr.コトーが天才すぎるという点差異も面白いところです。

完璧な人間を、主人公にしているのに続いているドラマは珍しいでしょう。
やはりヒロインが、物語を支えていると言っても過言ではありません。

天才医師が、人の善意に囲まれてできる物が足りは面白みにかけます。
ですが、Dr.コトーではその流れが最後まで面白いドラマだといえます。

少年史の漫画によくありがちな、絵に描いたような善人と悪人などの極端さもありません。
個性が良く出ている作品であり、キャストも適役です。
女優のわがままに大勢の人が振り回される場面がありましたが、女優自身もいつのまにか周囲に感謝するという気持ちを思い出せたのはとても好感が持てます。

Dr.コトーほど、良い医者はいないでしょう。
医者を目指す方が、みなDr.コトーのような方だと、日本の医療の将来はとても良くなるでしょうね。