日本介護福祉グループ、サービス付き高齢者向け住宅事業に参入


サービス付き高齢者向け住宅

2011年7月の医療関係のプレスリリースに、日本介護福祉グループ、サービス付き高齢者向け住宅事業に参入についての紹介がありました。
小規模デイサービス(通所介護)の「茶話本舗(さわほんぽ)」事業を全国で展開する、株式会社日本介護福祉グループが、サービス付き高齢者向け住宅事業に参入することを発表したということです。

「結笑(ゆえ)」の名称で、年内に用地取得と着工準備にかかり、2012年春から順次関東近郊に開設し、同年内に5棟を開設する予定ということです。
そこで、株式会社日本介護福祉グループが展開している、サービス付き高齢者向け住宅とは、どのようなものか興味があったので調べてみました。

そこで、インターネットで、サービス付き高齢者向け住宅について調べてみると、色々なサイトで紹介していました。
その中で国土交通省のサイトを見てみると、サービス付き高齢者向け住宅について次のように紹介していました。
高齢化が急速に進む中で、高齢の一人暮らし、あるいは夫婦二人で暮らしている世帯が急激に増加しており、高齢者支援サービスを提供する住宅の確保が重要です。

このため、国土交通省・厚生労働省の共管制度として高齢者向けの居住の安定を確保を目的として、「サービス付き高齢者向け住宅」を創設しました。
時代の流れによって、現状が変わってきていますね。
次にサービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要は以下の通りです。

 

登録水準

住 宅 床面積(原則25㎡以上)、便所・洗面設備等の設置、バリアフリーサービス サービスを提供すること(少なくとも安否確認・生活相談サービスを提供)

 

事業者の義務

入居契約に係る措置(提供するサービス等の登録事項の情報開示、入居者に対する契約前の説明)
また、サービス付き高齢者向け住宅として登録される住宅等の建設・改修費に対し、国が民間事業者・社会福祉法人・医療法人等に直接補助をしますということでした。

住宅:サービス付き高齢者向け住宅 – 国土交通省HPより抜粋
国も動いていることから今後は、株式会社日本介護福祉グループのように、サービス付き高齢者向け住宅事業に参入する企業が増えてくるのではないかと思います。

 

開設背景

参考までに今回の「結笑(ゆえ)」の開設背景を説明しますと。
日本介護福祉グループは、2005年の会社設立以来、小規模デイサービス「茶話本舗」の全国展開をしていますが、今回、高齢者住宅の不足、特に低所得者向けの施設不足の事実をもとに、このたびサービス付き高齢者向け住宅事業に参入するということです。

このため、新たに「結笑(ゆえ)」のサービス名称のもと、いかなる地域においても安価で良質なサービスを提供することを目指すということです。
また、具体的には、木造建てで1棟20~30室の小規模少人数、かつ利用料が月額10万円程度と安価に設定、体験入居も3ヶ月まで利用可能にするということです。

高齢者向けの事業が将来的に拡大することは明白ではないかと思います。
高齢者用ケア施設では、看護師の常駐義務が発生する場合もあり、看護師不足の深刻化や人材確保の競争激化も予想されます。

参考サイト
>>介護|デイサービス|フランチャイズ|独立起業開業の茶話本舗[さわほんぽ]日本介護福祉グループ