肌のシワ・たるみ

ファンデーション

肌のシワの症状とは

肌のシワには大きく分けて「固定ジワ」と「表情ジワ」の2種類があります。

固定ジワは加齢が原因で起こるシワで、肌の弾力が失われることによって生じるものです。ほうれい線や頬にできるゴルゴライン、マリオネットライン、首にできるシワといった、定着してしまったシワのことをいいます。

一方表情ジワは顔の筋肉が原因で刻まれるシワのことです。人は笑ったり怒ったりすると顔の筋肉が動きますが、その際、眉間や額をはじめ目尻にシワができます。しわの溝が浅い初期段階では、表情筋を動かしたときにしか現れませんが、症状が進むと顔の表情に関わらず目立つように。最終的にはシワが深く刻まれます。

肌のたるみの症状とは

たるみの症状は、「真皮たるみ」「靭帯たるみ」「筋肉・筋膜たるみ」「むくみたるみ」の4つのタイプで分類されます。

見た目が乾燥している真皮たるみの特徴は、指で皮膚を引っ張ると毛穴が目立たなくなることです。紫外線や加齢が伴うと、肌のハリと同時に弾力が失われ、毛穴が開いたりしわができやすくなります。

靭帯たるみの場合はたるみが現れる箇所に特徴があります。目の下からアゴにかけてたるみが生じ、フェイスラインがでこぼこします。皮膚は通常靭帯で骨に固定されていますが、加齢や脂肪の重みが加わると線維組織が伸びてしまうことに。

筋肉・筋膜たるみは猫背といった姿勢の悪さで現れやすく、指で皮膚をつまむと伸びやすいのが特徴です。過激なダイエットで急激に体重が減少すると、余ったぶんの皮膚がたるみとなって生じるケースも。

むくみタルミはその名の通り、むくみが大きく関係しているのが特徴です。朝と夕方の顔の印象が違ったり(老けた感じ)、フェイスラインが大きく感じたりします。余分な水分や老廃物が皮膚組織の中に溜まることでむくみが発生。そのむくみをそのままにしておくと、最終的に線維組織が伸びてしまう可能性があります。

クリニックでシワ・たるみ治療を相談してみましょう

シワやたるみを治療する一つの方法として、クリニックの治療が挙げられます。

具体的な治療法は様々ですが「再生医療」のように、自身の持つ肌細胞を培養して増やす方法なども注目を集めています。

このほかにも、「専用機器の使用」「糸を用いる治療法」「ヒアルロン注射」と、クリニックや整形外科で行える治療法は数多く存在します。専用機器や注射は顔にメスを入れずに行うため、傷跡を最小限に抑えたいという人におすすめです。肌を切るには抵抗があるが、持続効果や即効性を重視したい人には糸を用いる治療法も検討してみても良いかもしれません。シワやたるみの種類に応じて、アプローチが異なるため、自分に適した治療法を選択することが重要です。