知識を持ったニュース
ブレスリリースというと、一般の人には縁のない世界のように感じられています。
多くの方のニュースの入手先はテレビのニュース、ネット上に配信されているニュースだけで、そこにピックアップされることのなかったニュースには触れ合う機会などないというか、重大なニュースはそれぞれで配信されるので、それだけて充分だと感じているのだと推測されます。
ですが、テレビ、ネット上で配信されないニュースの中にも生活してく上や知識を得るためには必要なニュースがあるはずです。
そんなたくさんのニュースに触れる事ができるサイトを見つけました。
それは「プレスリリース配信サイト」というものです。
ではプレスリリースとは何のことでしょう、プレスリリースとは「企業側が言っていること」がわかるニュースのことです。
ですから、マスコミなどニュース報道内容とプレスリリースの内容は、実は必ずしも同一という訳ではないというのです。
ただし、どちらが必ず正しいと言い切れるものでもないです。
マスコミからのニュースと、プレスリリースに比べることで、日本の企業・産業の動きをもっと多面的な面から知ることができるのです。
知らない効果薬
2012年3月30日の協和発酵キリン株式会社のブレスリリースの記事の中に「パーキンソン病治療剤、アポカイン®皮下注30mg(アポモルヒネ塩酸塩水和物)国内医薬品製造販売承認に関するお知らせ」というのがありました。
>>協和発酵キリン株式会社
パーキンソン病で不便な生活、そして将来の不安を感じていらっしゃる方にとっては朗報なのですが、このニュースをテレビなどで見聞きした記憶はありません。
その為、患者さんは医師に告げられるまでこのことをしる術はないのです。
プレスリリースにはその薬剤が、2011年3月には国内で希少疾病用医薬品に指定されていて、患者さん自身が専用の自己注射する製剤であること、そして今回、国内医薬品製造販売承認を取得するまでの過程が詳しく記載されていました。
そして「アポカイン®がパーキンソン病の薬物療法に新たな治療選択肢を提供するための有用な薬剤となり得ると考えております」と結ばれていました。
この言葉はパーキンソン病の患者さんにとってとても心強い言葉だと思います。
こうした、難病などで苦しんでいる方にはいち早く認知していただきたいニュースだとおもうのです。
ちなみにパーキンソン病とは、固縮、振戦姿勢、反射障害や動作緩慢などの動作症状を特徴とする進行性の神経変性疾患で、中脳の黒質線条体という部分の進行性変性が原因で発症すると考えられています。
必要な情報を知る
そしてそれに伴って脳内でドパミンという物質の不足が起こってしまう難病指定の病気です。
日本での患者数は、約15万人という大勢の方がこの病に苦しんでいるのです。
この15万人、そしてそのご家族、友人、知人の方に希望の光を差し込むようなニュースだと思いました。
プレスリリースはかつてはFAXやバイク便などで企業からマスコミに直接届けられていましたので、一般の皆さんの目に触れる機会はほとんどありませんでした。
しかし今はインターネットの普及によって、企業の公式サイト上やプレスリリース配信サイトト等で公開されるようになり、誰でも読めるようになったのです。